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知育アプリの選び方【子供のスマホ利用におけるリスクと注意点】

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読者さま

子供には賢く健康的に育ってもらいたいけど、教育ってどんなことをやったらいいんだろう?
知育アプリってよく聞くけど、何を選べばいいの?

この記事では、そんな疑問にお答えします!

本記事の内容

  • 知育アプリで育つ能力
  • 子供がスマホを使うことのリスク
  • 知育アプリの選び方
  • おすすめの知育アプリ
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ぴる

テレビで話題になる若い人は、幼い頃から特別な教育を受けていたりするようです。複雑なブロックを使ったり、プログラミングを小さい頃からやっていたりなど...そんな小さい子供の教育方法として最近話題なものに「知育アプリ」があります。この記事では、知育アプリでの教育方法に関して、わかりやすく解説していきます。

知育アプリで育てられる能力

常識

「三角形と丸の違い」「ドレミの音階の違い」「赤と青の違い」など、大人にとっては常識的すぎて、子供に説明するときりがないと思ってしまうようなことは多々あります。知育アプリを使えば、子供が楽しみながら常識を覚えることができます。

思考力

思考力とは、「認識」「過程」「実行」のプロセスを何度も繰り返し、問題を解決する能力の事を言います。思考力を伸ばすためには、このプロセスを数多く経験し、多くの「失敗」も経験することが必要です。失敗していく中で、「この組み合わせはうまくいった/うまくいかなかった」と分かるようになり、次に同じような場面に遭遇したときも、その経験を生かしたことを考えられます。また、現実世界で失敗すると、怪我や病気につながるようなことでも、アプリ内で完結することで、どんどん経験を増やすことができます。

発想力

発想力は「知識の豊富さ」「知識を組み合わせる力」「その組み合わせを増やせる力」のことを言います。この力は、物事に対して「なぜ?」と疑問に思うことや、「知識を別の場面で使う」ことで養われます。例えば、草むらに跳ねているバッタを見ているだけでは発想力は育ちません。「バッタは高いジャンプ力が特徴の昆虫」という知識を得て、「(バッタがモチーフのヒーロー)仮面ライダーのライダーキック」を見たときに、「バッタのヒーローだから、跳躍力を生かした攻撃が得意なんだ!」と気づくことができれば、発想力が向上していきます。そこから、「なぜ仮面ライダーはバッタがモチーフなんだろう?」という疑問が持てれば、さらなる発想力の向上に繋がります。

創造力

創造力は、自由な発想で工作、絵画、プログラムなどの「作品」とよばれるものを作り出す能力のことです。「創造力は鍛えることができない」と思っている人が多いようですが、これは半分正解で半分不正解のようです。ある研究では、創造力は遺伝が20%、経験が80%と言われています。また、創造力は「自信」をつけることが重要です。そのためには、多くの「成功体験」を経験する必要があります。そのため、アプリで多くの課題を「クリア(=成功)」させることで、自信がつき、常識を超えた工夫をこらした創造ができるようになります。

子供がスマホを使うことによるリスク

iphoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズは子供がiPadを使用する時間を制限していました。また、最も使われているパソコンのwindowsの代表であるビル・ゲイツは、14歳まで子供にスマートフォンを使わせなかったそうです。

このように、子供にスマホを使わせることにはリスクがあり、注意が必要です。では、実際にどのような注意が必要なんでしょうか?

親子のコミニュケーションが減る

スマホを触り始めるとついつい時間が経ってしまって、気がついたら一日が終わっていた」なんて経験、だれにでもあるかと思います。スマホで主にアクセスするSNSには、ヘロインよりも強い中毒性があることが知られており、一度触り始めてしまうとなかなか手放せなくなってしまうものです。子供がスマホに熱中している間は、家族の会話がなくなってしまい、コミニュケーションが減ってしまいます。家族のコミニュケーションが減ってしまうと、身近に相談できる存在がいなくなってしまい、結果としてうつ病」や「ひきこもり」などにつながってしまいます。

言語の発達が遅れる

幼児がスマホを触ることで、言語発達が遅れてしまうことも研究で明らかになっています。この原因は、家族との会話の機会が減ってしまうことだと言われています。時間や場所を問わず使えるスマートフォンは便利である反面、どこでも手放せなくなってしまうため、影響を受けやすい幼少期には、親が注意して使わせる必要があります。

集中力の低下

スマホを使用していると、ゲームをしながらSNSの通知を見るなど、様々な作業を同時に考えるようになります。この影響により、何かの作業に集中する時間が短くなってしまい、結果的に集中力が低下してしまうことになります。学校の授業やテスト、部活動などは、一つのことに長時間集中する必要がありますが、これらが苦手になってしまうと、教育がまともにうけられず、将来に大きな影響を及ぼす危険性があります。

デジタルタトゥー

SNS上に個人情報(写真、位置情報、住所、氏名など)を書き込むことで、情報を拡散・悪用される可能性があります。元の情報を消去しても、拡散先での情報を完全に削除するのは困難で、最悪の場合、その人にとって不利な情報が一生ネット上に掲載される可能性があります。このような情報を「デジタルタトゥー」と呼びますが、社会性が十分に備わっていない子供がこのようなリスクを侵さないよう、親は十分に監視しておく必要があります。

子供がスマホを触るときの注意点

これまでのように、スマホを触るには様々なリスクが生じます。これらの対策としては、下記の方法が有効です。

  • 一日の使用時間を限定する:2-4歳は1時間/1日以内
  • 一人でなく、家族と一緒にスマホを触る
  • SNSへ個人情報を書き込ませない

知育アプリの選び方

知育アプリは多くの種類がありますが、なんでもかんでも子供にとっていい影響があるものではありません。子供に合った選び方の注意点を解説します。

対象年齢

知育アプリは、子供の成長に合わせて最適なものになるよう、対象年齢が設定されています。早すぎると必要な情報を吸収できず、遅すぎると子供にとってつまらないものになってしまいます。

ジャンル

子供にはそれぞれの興味があり、子供の能力を引き出すためには、その子が好きなジャンルのアプリを選定するのがおすすめです。知育アプリには、教育系、英語系、音楽系、ごっこ遊び系など様々ありますが、わからない場合は、様々なジャンルのアプリに触れさせてみて、より子供が集中できそうなものを選ぶようにしましょう。

無音でも楽しめる

スマホの最大のメリットは、いつでもどこでも触れることですが、使用するアプリが大きな音を出すものだと、公共の場ではできなくなってしまいます。そこで、無音でも楽しめるアプリを選ぶことで、子供が好きなときにアプリを使用できるので、あやすことや学習することが、どこでもできるようになります。

親子で楽しむ

アプリの中には、子供が一人でできるものがほとんどですが、中には「おうちのひとといっしょにあそぼう」などの、親子ありきでのアプリもあります。先に説明した「親子のコミニュケーション不足」の対策としては、このような仕様のものが最適です。そういった仕様でなくても、子供と一緒にアプリで遊べたり、子供への声掛けができるようになっているアプリのほうが、学習効果が高くなります。

さいごに

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ぴる

スマホは便利だし、子供に渡しておけばおとなしくしてくれます。しかし、リスクもあるので、使い方には十分注意しましょう。せっかくなら正しい使い方で、子供の興味や可能性を育ててあげたいですね。