育児パパのための完全マニュアル【これができればママも安心!】
ワンオペ育児は寝不足にもなるし、不安だし、大変だよー!
パパにも協力してほしいんだけど、どうやって協力してもらったらいいんだろう...?
この記事では、そんな悩みの解決方法をわかりやすく解説します。
本記事の内容
- 育児をしないパパの末路
- パパが育児をできない原因
- パパにもできる育児
私は育休を約8ヶ月間取得して、パパママ育児をしています。育休取得時もそうでしたが、パパが育児をするにはいくつかのハードルがあります。今回の記事では、そんな体験談を交えながら、パパが育児に協力するための方法について、わかりやすく解説します。
パパが育児をしなかったら...
新生児は一日に少なくとも8回は泣き出し、その度に授乳、おむつ交換などのお世話をする必要があります。24時間のうちに8回ということは、3時間に一度のペースです。これが昼夜問わずということなので、お世話をする人にとっては、その間に家事や自分の時間を過ごすことになります。まとまった睡眠時間が確保できないことは、育児をする人にとって大きなストレスになります。
パパが育児を分担することができれば、負担が軽減され、ママの睡眠時間が長く取れるようになります。
パパが育児をできない理由
実は、パパが育児をしにくい理由は「パパの性格」ではない可能性が高いです。では、なぜ育児をしなくなってしまうんでしょうか?ここからは、ぜひママにも一緒に見てください。
育児のやり方がわからない
ママは必ず産院に定期検診などで通い、医師や助産師さんなどの専門家から適切な育児の指導を受けます。一方、パパの場合はそれが任意参加だったり、最悪の場合なかったりします。さらに、女性同士では「子育ての話」などはあるあるのトークかもしれあませんが、男性同士ではまだまだそんな話題は少ないのが現実です。すると当然、育児のやり方がわからず、赤ちゃんが泣いていてもなにもできなかったり、間違ったことをして赤ちゃんを泣かせてしまったりするかもしれません。思い通りにいかないことでストレスになり、育児をやらなくなってしまうことに繋がります。
子供が懐かない
ある研究では、「子供と過ごす時間が長いほど、お互いの求める行動が理解できるようになる」という報告があります。赤ちゃんは基本的にママと一緒にいますが、パパは仕事が終わって帰ってきた後のわずかな時間しか赤ちゃんと過ごせません。つらい育児でも、子供のふとした笑顔が見えたら疲れも吹き飛ぶかもしれませんが、パパをみるとグズってしまう子も珍しくありません。毎回毎回我が子に泣かれていたのでは、疲れや不満が溜まってしまうばかりで、育児に対してネガティブに考えてしまうことでしょう。
ママに怒られてしまう
育児を始めたばかりのママは疲れや不安で、知識のないパパに熱心に育児の説明をする時間もありません。「ちょっと抱っこしてて」というママからのお願いを聞いて、パパが抱っこをしたとしても、ママには欠点が目についてしまい、注意されてしまうことがあります。ママからすれば「大切なわが子を雑に扱われている」と感じることでしょうが、パパからすれば「もっと優しく教えてくれたらいいのに...」ということになり、ママに対しても育児に対しても不満やストレスが溜まってしまいます。
周りに育児をしているパパがいない
女性には、周りに育児をしている人が多いかもしれませんが、まだまだ男性で周りに育児をしている人が多くはありません。そのため、困ったときに頼れる人も少ないですし、育児に理解を示してくれる人ばかりではありません。そのため、育児を後押しされる環境も、困った時の対処方法も乏しく、育児に対するハードルは女性よりも上がってしまいます。
パパにもできること
はじめにお伝えすると、「授乳」以外の育児は全てパパにもできます。「おしっこのおむつ交換はできるけど、うんちのおむつ交換はできない」というパパも多いようですが、それは「できないこと」ではなく、「やらないこと」なので、できるように特訓しましょう。ママもパパもうんちのおむつ交換ができなかったら、赤ちゃんのお尻が蒸れてかぶれてしまって、延々と痛みで泣き続けることになりますが、一瞬臭いのを我慢すれば解決するのであれば、頑張ってできるようになったほうが子供にもパパママにもいいはずです。
ここで紹介するのは、単なる育児のことだけではなく、ママのサポートをメインにした内容です。結局、育児はママがメインでやることになるので、パパは強力なサポート役に徹するのが一番です。では、どのようにサポートすればいいのか、具体的に解説していきます。
ママへの感謝
パパにできる一番の育児は「ママへ感謝の言葉をかけること」です。先に書いたように、育児の全てはパパにもできるはずなのに、それをママがやってくれているわけです。夜中に赤ちゃんに起こされておむつ交換をしたり、不安で寝られない赤ちゃんを1時間近く抱っこして寝かしつけるなど、なにかパパの代わりにしてもらっているわけです。しかも、交通事故にあった直後のような体の状態でそれをやってくれているわけです。気づいたら必ず「ありがとう」をちゃんと伝えましょう。
育児がうまくできなくて、赤ちゃんを余計に泣かせてしまったとしても、ママの苦労を分かっていて感謝してくれるパパであれば、それを責めるママはいません。パパが理解してくれているという安心感で、ママの育児は随分楽になると思います。
育児補助
授乳中や、おむつ交換、沐浴、寝かしつけなど、ママが育児をしている間に、スマホをいじってぼーっとしていたのでは、ママは疲れてしまいます。メインの育児をママがやっている間に、その補助をしましょう。育児補助とは、下記のような作業です。
- 授乳:クッションを渡す、ゲップをさせてあげる、保湿クリームを渡す
- ミルク:お湯を沸かす、温度調整する、ミルクをあげる、げっぷさせる
- おむつ交換:おしりふきを渡す、次のおむつを渡す、使用済みおむつを回収する
- 沐浴:お湯をためる、タオルや服やおむつをセットする、バスを洗う
- 寝かしつけ:抱っこしてあやす、授乳のタイミングにママを起こす
パパにもできる育児については別の記事で紹介しているので、それぞれ必要に応じて参考にしてください。
間接的育児
育児中は、育児以外の「家事」と「自分の時間」を犠牲にしてしまい、ママにストレスがたまってしまいます。ママのストレスをケアして、育児にストレスをもちこませないようにするためには、育児をやってもらっている間に手が空いているパパがそういった間接的な育児を行うことが必要です。料理、洗濯、掃除、ゴミ捨てなど、できることからひとつひとつ取り組みましょう。また、ママがリラックスできるように音楽をかけたり、マッサージしたり、甘いスイーツを買ってくるなどもいいでしょう。
さいごに
男性の育児については、なかなか情報が少なく、周りに経験者もいなくて戸惑うことも多いですが、パパさんのスキルやママとの関係性にもよるので、なにができるかは人それぞれです。まずはママの気持ちを第一に考え、自分にできることをすこしずつやっていきましょう。