赤ちゃんの『夜泣き』マニュアル【原因とパパにもできる対策方法】
子供が夜泣きしちゃって、なかなか泣き止まない...
近所迷惑も心配だし、睡眠不足にもなるし、心も体ももたないよー...
この記事では、そんなあなたの悩みを解決します!
本記事の内容
- 赤ちゃんが夜泣きする時期
- 夜泣きの主な原因
- 夜泣きの予防&対処方法
子供の夜泣きが原因で、remocoが寝不足にならないか心配です...
産後入院中のremocoのためにも、夜泣きの解決方法をわかりやすく解説します!
睡眠不足については、こちらの記事でも紹介してるので、参考にしてください。
夜泣きする時期
夜泣きは産まれた直後から始まります。
産まれたばかりの赤ちゃんは、昼間と夜中の区別がつかないためです。1歳前後までには頻度が減っていくことが多いようです。長いと3歳まで続く子もいるみたいですが、
ちなみに、ある研究では夜泣きの対処しなかった場合、半分以上が3歳まで夜泣きを続けたという結果があるそうです。
夜泣きする子の特徴
夜泣きをする子の特徴として、下記のような報告があります。
- 出生時の体重が小さい
- 日中に 30分以上泣いている
- 昼寝の回数が少ない(=1回の昼寝時間が長い)
夜泣きの解決方法
夜泣きの解決方法は、下記の通りです。
突然の夜泣きに困ってしまった時は、この一覧をご活用ください。
次からは、夜泣きの原因と解決方法の詳細を説明します。
忙しいパパママさんは、ここまでで大丈夫です!
夜泣きの原因や、僕らが実際に使っている商品を、より詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください!
夜泣きの原因
レム睡眠とノンレム睡眠って聞いたことありますか?
レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠りを意味します。
レム睡眠は物音などで目が覚めやすく、赤ちゃんが夜泣きする可能性が高まります。
睡眠中は、これらが交互に発生しますが、年齢につれて下記のように変化します。
例えば、22時に寝て翌朝7時に起きる場合を考えてみましょう。
ノンレム睡眠の合計時間を比べると、大人は合計7.2時間、赤ちゃんは4.5時間です。
しかも、赤ちゃんのほうがレム睡眠の周期が短いので、目が覚めやすくなり、夜泣きに繋がります。
原因と解決方法
これまで説明した夜泣きの原因ごとに、解決方法を紹介します。
ここで紹介する解決方法は、パパにもできる方法です。これをマスターすれば、ママの体調や精神的な負担を減らせて、家庭円満につながりますよ!
お腹が空いた
授乳の頻度は、成長するごとに減っていきます。
生後0ヶ月は泣いたら授乳のタイミングと言われるほどで、最も多いです。
その後、生後1〜2ヶ月は1日7〜8回、生後3〜4ヶ月は1日5〜6回...となります。
したがって、月齢の低い赤ちゃんは、授乳すれば泣き止む可能性が高いです。
離乳食がしっかり食べられる生後6ヶ月ごろになると、夜間断乳も効果的です。
マイナビ子育てによると、ママの約20%が夜間断乳を経験しており、慢性的な寝不足の解決につながったという意見もあります。
おむつが蒸れる
おむつにうんちやおしっこが溜まると、蒸れて赤ちゃんは気持ち悪くなります。
また、蒸れた状態で放置してしまうと、皮膚がふやけて抵抗力が低下します。
月齢が低い赤ちゃんは排泄の頻度が多いので大変ですが、毎回取り替えるようにしてあげましょう。
暑い or 寒い
赤ちゃんは体が小さい割に体表面積が大きいため、外気温の影響を受けやすいです。
大きいフライパンよりも、小さい卵焼き器のほうが温まりやすいですよね?
- 手足が冷たい
- 布団から足を出している
- 汗をかいている
という場合には注意が必要です。
そのような場合は、おくるみを使ったり、布団の枚数や薄さ、室温を調整しましょう。
なおエアコンを使う場合、東京都福祉保健局では次のように言われています。
目が覚めた
赤ちゃんは大人とは睡眠リズムが異なるため、眠りが浅くなりやすいです。
眠りが浅いうちに起きてしまい、目が覚めて眠れなくなると、夜泣きしてしまいます。
この場合は、赤ちゃんを安心させるか、疲れさせる方法が有効です。
赤ちゃんの好みにもよるので、色々と試してみましょう。
- 抱っこする
- マッサージする
- 特定の音を聞かせる
- ドライブに連れ出す
- 一度起こして遊ぶ (※おすすめしません)
音を聞くと落ち着く赤ちゃんもいるようですが、赤ちゃんが安心する音は「お腹の中の音」、「クラシック音楽」、「童謡」「ディズニー音楽」など様々あります。
※「一度起こして遊んで疲れさせる」という方法は何をしてもダメな場合の最終手段です。
赤ちゃんの睡眠リズムや生活リズムは未熟なので、トレーニングが必要です。夜に寝る習慣が付けられないと、赤ちゃんの健康にとってよくありません。
うちは「いっしょにねんね すやすやメロディ」というプーさんのぬいぐるみを使っています。見た目もかわいいし、効果もあるので、おすすめです。
赤ちゃんの睡眠リズムのトレーニング方法
『赤ちゃんの寝かしつけ新常識』という、ママさんに人気の著書があります。この本の中では、赤ちゃんの睡眠リズムのトレーニングとして、下記の方法を紹介しています。
- 夜泣きが始まったら90秒は放置する
- 照明の色を使い分ける
- 昼寝を20%減らす
夜泣きが始まったら90秒放置する
これは、下記のような赤ちゃんに有効な方法です。
- 生後3ヶ月以上
- 体重が5kg以上
- 一度でも長い睡眠(7時間程度)がとれたことがある
実施方法は、下記の通りです。
・授乳のタイミングを、これまで一番長く眠り続けた時間より、1時間早い時間から開始にする
・夜泣きが始まったら「60〜90秒」、可能ならば「2〜5分」は放置する
・あやす時間は1〜2分として、授乳や抱っこは必要以上に行わない
これだけで、1週間程度で夜泣きがなくなるということが言われています。
うちはマンションなので、長時間夜泣きを放置してしまうとご近所トラブルになりそうです。
部屋を締め切ったり、日頃から挨拶するなど、騒音クレームにならないように注意が必要ですね。
照明の色を使い分ける
人間は日光を浴びると、体内でセロトニンが分泌されます。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれており、頭をスッキリさせる効果があります。
また、セロトニンは14〜16時間後にメラトニンに変わります。
メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれ、眠気を誘発させます。
メラトニンはLED照明などの青色の光を浴びると、分泌量が減ってしまいます。
家庭用の照明には「電球色」などの赤い照明と「昼光色」などの青い照明を切り替えられるものがあります。そういった照明を使い、夜になったら電球色に切り替えることで、赤ちゃんのメラトニン分泌を促進し、寝付きをよくする方法もあります。
お昼寝を20%減らす
お昼寝を短くすることで、夜の睡眠時間が長くなることが分かっています。
なお、赤ちゃんにとって1日の間に必要な睡眠時間は、下記のように決まっています。
- 0〜1ヶ月:16〜18時間
- 1〜3ヶ月:15〜17時間
- 3〜9ヶ月:14〜16時間
- 9ヶ月〜1歳半:12〜14時間
1日のうちの合計睡眠時間がこれだけとれるように、お昼寝の時間を少し短くすることで、寝付きがよくなるという研究成果があります。
さいごに
夜泣きが続くと、慢性的な寝不足でストレスがたまります。今回紹介したような方法をためしてみてもダメだった場合は、先輩パパママや助産師さんなどに相談してみてはいかがでしょうか。
ママさんのストレスを発散するためには、運動も効果的です。
産後の不安定な状態の体でもできる運動を別の記事で紹介しているので、よかったら参考にしてください。